みなさんこんにちは!
名古屋市中区 千種駅から徒歩3分にある「こう鍼灸院」です。
今回は、朝起きれない、午前中は体調がすぐれない症状があらわれる「起立性調節障害」のお話です。
近年、不登校のうち約3~4割は起立性調節障害が原因と言われ、中高生の10人に1人が悩まされています。この状況は、新型コロナウイルスの蔓延をきっかけに加速してしまいました。
学校を休む頻度が増えてくると要注意
- 子どもが最近朝起きられない
- 立ちくらみ・めまい頭痛や腹痛を訴える
- 病院で起立性調節障害と診断された
- 学校を休む・遅刻・早退が増えている
いろいろ調べてみたけど、どうしていいかわからないなどの不安を抱えている親御さんがたくさんいます。
起こしてもなかなか起きないお子さんに、大声をあげたり、イライラしたりすることもあると思います。ですが、一番つらいのはお子さん本人です。
起立性調節障害とは

起立性調節障害は、自律神経系の異常で、循環器系の調節がうまくいかなくなる疾患です。 その中で最も多いのが、INOH(アイノー)と言われる起立直後性低血圧です。
人間の体は、寝ている状態から体を起こしたり、立ち上がると一時的に血圧が下がりますが、すぐ正常に戻ります。しかし、血圧をうまくコントロールできないと、
- 立ち上がった時に気分が悪くなる
- 入浴時 気分が悪くなる
- 顔色が青白い
- 食欲がない
など、様々な症状があらわれます。季節での体調変化も知られています。夏の暑い時期に症状が出始めたり、悪化することがいものの、冬の寒い季節も油断はできません。
起立性調節障害は、お子さん一人の力では治りません。何よりご家族のサポートがとても大切になります。
起立性調節障害の症状
- 朝起きれない
- 立ちくらみやめまいがする
- 頭痛または腹痛がする
- 食欲不振
- 入浴後に体調が悪くなる
- 起床時に体温が高い
- 脈が速い
- お昼ごはんを食べると調子が悪くなる
朝起きる協力や回復治療のための送迎、しっかり話を聞いてあげる、落ち込んだ心を癒すなど、できることから力になってあげて下さい。まずは、生活習慣を一定にすることが大切です。起きる時間や寝る時間のリズムを作っていきましょう。そして、家庭や学校のサポートとあわせてできることに鍼灸治療があります。
鍼灸治療でできること

当院の治療法は、小児自律神経系専門の鍼灸治療となります。
鍼や灸の刺激により、体の過度な緊張を緩め血流を改善させ、自律神経の働きバランスを整えていきます。そうすることで、起立性調節障害の原因でもある血圧がコントロールできるようになり症状が緩和されていきます。
起立性調節障害は、薬だけでは治りません 。どうしていいか悩んだ時は、鍼灸治療を試してみてください。ぜひ一度ご相談だけでも治療家にお気軽にご連絡ください。
専門外来|起立性調節障害