みなさんこんにちは!
名古屋市中区千種駅徒歩3分にある「こう鍼灸院」です。
最近 、立ち上がる時、階段の昇り降りや、出先で歩いていると膝が痛くなってくるという声をよく耳にします。膝の痛みと聞くと、年齢問わず一度は経験したことがある人も多いのではないでしょうか。
膝の痛みには、様々な原因がありますが、当院に来院される方で特に多いのは変形性膝関節症です。そこで、今回は変形性膝関節症についてご紹介したいと思います。
変形性膝関節症の経過
変形性膝関節症は、
- 初期
- 進行期
- 末期
の3段階に分かれます。

変形の初期では、関節の表面を覆っている関節軟骨に小さい傷がついたり、劣化していく時期です。
関節軟骨とは、骨と骨の衝突を防ぐためのクッションのようなものです。症状としては、何かしたわけでもないのに
- 歩いてて痛むようになった
- 立ち上がる時に痛い
と思う時期になります。これが進んでいくと、進行期となり、関節軟骨がうまく働かなくなって強い痛みや膝の変形が目立つようになります。この状態でレントゲンを撮ると、関節の間が狭くなっていると言われる事が多いです。
そして末期になると、本来の膝の形とはかなり違う見た目となり、膝をかばうために周りの筋肉も固くなって動きに制限が出てきてしまいます。
変形の末期にならない為には
関節の変形が末期にならないためにすること、それは体を動かす事です。
患者さんからは、「痛くて動く気が起きない」という話はよく耳にします。確かに症状が強い時は、動かさない方がいいと思いますが、動かさない状態が長く続くと足全体の筋力が落ち、膝への負担も大きくなってどんどん状態が悪化してしまいます。
ここで求められるのは、痛みを抑えて少しでも動かせるようにするということです。そこで、変形性膝関節症の治療に取り入れてほしいのが鍼灸治療です。
当院に来られる方の傾向

病院で痛み止めや湿布もらったり、水を抜く 、ヒアルロン酸注射を打つ、最終的には手術をするなどの処置を受けても改善が見られず、最後の手段として他に何かできないかと調べ、来院されるというケースが多いです。
変形性膝関節症による痛みは改善できます。
鍼灸治療で出来ること
鍼灸治療には、消炎鎮痛作用や血流を良くする作用があるため、痛みを抑える事ができ、固くなった膝周りの筋肉をほぐし、、動かせる範囲を広げることができます。
さらに、 膝をかばうために負担をかけていた筋肉も一緒にケアする事ができるため、腰痛や足首の痛み、股関節痛などを出さないように予防することもできます。痛みが落ち着けば、ウォーキングやストレッチ体操など筋肉を鍛える事ができますね。
変形性膝関節症は年齢が高ければなりやすいものですが、若い頃によく膝を使っていた方が発症しやすいと言われています。若いうちから膝の負担という 種はずっと膝に眠っています。仕事があって時間がない方でも数年、数十年後に辛い思いをしないように、違和感や痛みが出始めた時点で手を打つ事が大事になります。
これらのことを踏まえて、膝の痛み、違和感をお持ちの方は一度、鍼灸治療を取り入れてみましょう。