みなさんこんにちは!
名古屋市中区 千種駅から徒歩3分にある「こう鍼灸院」です。
近年、芸能界でも難聴を理由に芸能活動を休止するという人が増えてきているように思います。少し前にも関ジャニ∞(現:SUPER EIGHT)の大倉さんが、低音障害型感音難聴を発症し芸能活動を休止したことがありました。
このタイプの難聴は、治りやすいものの再発しやすく、メニエール病に移行しやすい特徴があるので注意が必要です。
低音障害型感音難聴とは
低音障害型感音難聴とは、ある日、突然に、片方の耳の低音域だけが聞こえなくなる原因不明の難聴です。一般的には突発性難聴と診断されやうしのですが、低音域の聴力低下が著明にあらわれた場合、低音障害型感音難聴と診断されます。

主な症状として、
- 低音が聞こえなくなる
- 耳閉感(耳のつまり感)
- 低い耳鳴り(ゴー、ジー、ブーン)
- 自分の声や周りの音が響く
- 耳の中に水が入っているような感じがする
といった項目があげられます。
知っておくべき3つの特徴
- 治りやすいが再発しやすい
- 女性に多い(20代~40代)
- 治ってから数年後にメニエール病を発症する可能性がある
改善率や再発率を見てみると、改善率は約60%~80%、メニエール病に移行する確率は20%と言われています。これは、5人に1人がメニエール病に移行していることになります。
一方で、再発率は30%~40%、半数近くの人が再発しています。
治りやすく再発しやすいのには理由があります。
低音障害型感音難聴の場合、細胞がダメージをうけることで機能が障害され弱っている状態になります。その為、他の難聴と比べても回復する可能性が高いとされています。しかし、再発を繰り返せば重症化しやすく、ダメージを受け続けた有毛細胞が死んで しまったり、メニエール病に移行しやすくなります。
覚えておいてほしいこと
低音障害型感音難聴の治療は、主にステロイド薬やビタミン剤、利尿剤 、血流改善薬などの薬物療法が中心で、聴力が正常の範囲内まで回復した時点で「改善した」と判断し、例え耳鳴りや耳閉感が残っていたとしても経過観察や治療終了となる事が多いです。
難聴専門の鍼灸治療をご存知ですか?

難聴専門の鍼灸治療があることをご存知でしょうか?
鍼灸治療では、西洋医学的な考え方と、東洋医学的な考え方の両方から、患者さんの状態を捉え、治療に反映させます。このことを踏まえて、内耳の血流を良くするために、耳周囲にあるツボを直接刺激し、内耳の機能回復を目指します。
また首肩周りのコリを取ったり、自律神経を整えて自然治癒力を高めていき早期回復や再発しないような体づくりをしていきます。東洋医学の観点から考えると、「肝」や「腎」の影響もあるため、体質改善の治療を加えます。
低音障害型感音難聴の多くは、聴力の改善が見られても耳閉感 、音が響く、耳鳴りがするなどの症状が残っているケースが多くあります。これらの症状が残っている間は、まだ「症状の最中にある状態」ということまた首肩周りのコリを取ったり自律神経を整えて自然治癒力を高めていき、早期回復や再発しないような体づくりをしていきます。
低音障害型感音難聴の多くは、聴力の改善が見られても耳閉感 、音が響く、耳鳴りがするなどの症状が残っているケースが多くあります。これらの症状が残っている間は、まだ「症状の最中にある状態」ということですので注意深く経過観察、治療が必要です。
聴力が回復したから大丈夫と自分で判断するのは危険です。ご紹介したように、このタイプの難聴は、治りやすいからこそしっかり治しておく事が大切となり、その結果、再発を防いだり、メニエール病の発症を防ぐことになります。