みなさんこんにちは!
名古屋市中区 千種駅から徒歩3分にある「こう鍼灸院」です。
今日は胸やけのお話です。みなさんは最近以下のような症状を感じたことはありませんか?
- みぞおちが焼けるように痛い
- のどや口の中が酸っぱい
- 胃もたれや吐き気
- 喉が不快で咳が続く
このような症状が続く場合、「胃食道逆流症」が原因かもしれません。
胃食道逆流症の原因
食道と胃の境目の筋肉がゆるいことや、胃酸の分泌が多い 食道の知覚過敏、このいずれかがあると起こりやすいとされています。食道と胃の境目にある筋肉は、下部食道括約筋といい、食べ物や胃酸の逆流を防いでいます。
しかし、食べ過ぎや脂肪の取り過ぎにより、げっぷが出やすくなったり、胃酸が上がりやすくなると、下部食道括約筋はゆるみやすくなってしまいます。またタンパク質は、胃酸の分泌を刺激するため、お肉をよく食べる生活をしていると胃酸の分泌量が増えてしまい、胃食道逆流症のリスクが高まります。

一方、下部食道括約筋のゆるみがなく、胃酸が逆流していなくても、ストレスなどが原因で食道の知覚過敏がおこると胃食道逆流症になることがあります。
逆流性食道炎の2つのタイプ
胃食道逆流症には2つのタイプがあります。
ひとつは食道に炎症がみられる「逆流性食道炎」、もうひとつは食道に炎症がみられない「非びらん性胃食道逆流症」です。
逆流性食道炎は、暴飲暴食などの食生活が関係しており、肥満の方に多くみられます。一方、非びらん性胃食道逆流症は、ストレスを感じやすいタイプの人に多く、やせ型の女性に多くみられます。どちらのタイプも症状は非常につらく、食べたいものが食べられない、仕事や勉強に集中できないなど日常生活に支障をきたしてしまいます。
病院での治療
病院での西洋医学的な治療は、胃酸の分泌を抑える薬や食道や胃の機能を改善する薬、抗不安薬などが出されます。しかし、苦しんでいる方の中には、効果を感じられなかった、薬をあまり使いたくないと悩んでいる方もみえると思います。また、病院でよく出されるプロトポンプ阻害薬は、胃酸の分泌を抑えることはできても胃酸の逆流を抑えることはできません。そのため、長期にわたり薬を飲み続ける必要があります。さらには服薬をやめても、6ヶ月で83%の人が再発すると報告されています。そこで、胃食道逆流症に悩んでいる方におすすめなのが鍼灸治療です。
鍼灸治療で出来る事

肩こりや腰痛などに効果があることは知られていますが、実は内臓の働きも正常に戻してくれます。胃や腸のほとんどは、自律神経によって調整されており、生活習慣の乱れやストレスなどにより自律神経が乱れてしまうと、様々な不調を引き起こしてしまいます。鍼灸治療は、この自律神経の乱れを整えて、胃腸の働きを正常に戻してくれます。薬のように出過ぎた胃酸を抑えるだけでは、薬をやめてしまった後に再び悪い状態に戻ってしまいます。鍼灸治療で自律神経を整え、全身の体づくりを目的とした体質改善ができれば再発を防ぐことができます。
お悩みの方はぜひご相談ください。